2007年09月10日

オリジンとひやおろし

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テレビニュースで耳にされた方も多いでしょうが、
日本酒の秋の味覚「ひやおろし」の出荷が始まった。


と書き出してはみたものの、
めったなことでもない限り私は酒を飲まない。


だが、日本酒だけには特別な想いがある。
まず「作り手の思い入れが半端ではない」ということと、
「世界広しと言えど、日本酒は日本生まれの日本の酒だ」ということ、
そして「私は日本人だ」ということ。


実際はそんなことはないだろうと知りつつも、
あえて自分の考えだけを書かせてもらうと、
ビール、ウイスキー、ワインなど、
日本で生産されているアルコール飲料にはたくさんの種類があるが、
これらのオリジンは海外だろう。
だから、どうしても日本のもの「も」うまいなどと評価されることが少なくない。
もちろん、舌のこえたアルコールファン(と書くと聞こえがいいか?)に言わせれば、
品質も味も日本のものが一番だという銘柄もあるのだろう。


しかし、大したアルコールファンではない私が大切に想うのは、
比較検討した結果の味ではない。
近年の教科書では、地名などの発音が現地の言語に合わせてあるように、
現地、つまりオリジンの地、オリジンの味を大切に考えたいと想うのだ。
たとえそれが自分の味覚センスに合わなくても。


そう考えると、私が手に取るべきは、アルコール飲料ではなく、酒になるのだ。


柄にもなく、柄でもないことを書いたが、
実のところは、量を飲めない私が逃げるべきはウンチクの多い酒になるのだ。
そうなっても…きっと、同じ結論にたどりつくはずだ。


また家についても同様に●×■△◎
(マイホームいしかわにもいろいろなお付き合いがありますので、割愛)。


(編集部 H)



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2007年08月30日

過去を見て、未来を見る

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愛知県にある明治村を訪ねた。
実態をあまり知らなかったので、
さしたる期待をしてはいなかったのだが、行ってみて驚いた。


フランクロイドライトが手がけた帝国ホテル(の一部)や、
金沢刑務所など、ありとあらゆる過去の建築が建っていたからだ。


中でも帝国ホテルのつくりには、ため息がでた。
幾何学的な重なりがリフレインし、
建物全体の統一感を高めている厳かなつくりは、
まさに「帝国」の名にふさわしい印象を受けた。
重々しくも華麗で、丁寧なつくりこみがなされた空間。
大胆な空間構成と、緻密な職人技。
そきにあるのは、間違いなく過去の建物なのに、
私が感じたのは、未来への意思だった。


そして事実、2つの年号をまたいだ平成の時代に眺めてなお、
新しさを感じさせている。


こうなると、「古い家」という呼び方に違和感を覚えてきた。
古くなるのは、家ではなく素材ではないのか。
家自体に宿る設計者の意思や空間は、
それが確固たるものであればあるほど、
風化するものではないのではないか。
そんな風に思えてきた。


やっぱり建築は面白い。
なぜなら、住まいには
必ず人や文化の影がついてまわるから。

(編集部 H)



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2007年08月20日

花火(夏)


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石川県に暮らし始めた当初、
まずびっくりしたのは、花火大会の多さでした。
今週はここ、来週はここ。

「夏の一大イベントってわけじゃないんだな、ここでは」
そんな風に思ったことを、今も覚えています。


石川の前に暮らしていた静岡(東部)では、
熱海の花火大会が夏の一大イベントでした。
それこそ花火と美を競うように着飾った女性と男性のキメキメ組から、
ちょっとアンバランスな感じがするデニム姿の彼氏を連れ立ったカップルなど、
多くの人が東海ばかりか関東からも訪れます。


と、これは夏の花火。


実は熱海の花火は、冬にもあります。
海上花火のため寒さはこたえますが、花火の色の美しさは、
冬の澄んだ空気ならでは。意中の彼や彼女との距離を縮める
には、冬の方がおすすめかもしれませんね。


太平洋側の冬は、からっ風が吹き荒れます。
寒いです。下手すると、笑った瞬間に唇が割れます(乾燥で)。
しかし、あのピンとはりつめた冬の空気が、
私は好きだったりします。


ちょっと家とは関係のない話題でした。


(編集部 H)



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2007年08月08日

珈琲、片手に

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昔からそうだが、私は書店巡りが好きだ。
まだ誰も手につけていない新刊もいいが、
古書店に並ぶ古書・古本の類の中古本にも味がある。
丁寧に扱われた本、所々に書き込みやラインの引かれている本。
「どんな人が、この本を読んだのだろう」
そんな風に、元の持ち主のことを考えてみるのも面白い。


元来、書店で1日時間を費やせると言い切れる私が
ちょっとした用事で東京なんかに行ったりしたら、手がつけられない。
北陸からだと新幹線は上野駅 or 東京駅でとまる、
大概上野で降りてしまうけれど、
東京駅まで行けば八重洲のブックセンターに寄り、
新宿や渋谷、池袋のような街に出ても、当然のように大型書店へ入り……


「どこも同じでしょ?」
そんな声が返ってきそうだが、一概にそうとも言えない。
書店ごとに「色」があり、小さな書店には珍しい本が並んだり。
本の配置レイアウト一つとっても手法は様々で、
その見せ方一つを見ているだけでも面白くてワクワクする。


こんな私だから、東京へ行ったときには必ず寄るのが本の街、神保町。
文庫本から専門書まで、様々な古書を扱う書店が多く、
もちろん新刊を扱う大型の書店があるとなれば、
それこそここだけで数日過ごすことも可能だったりもする。
神保町へは半蔵門線の神保町駅で降りるのが分かりやすいが、
JR中央線・総武線の御茶ノ水駅で降りて、
楽器類が並ぶお店を眺め、明治大学や日本大学の外観を見上げつつ
散歩がてら坂を下ってくるのも悪くない。


専門書が並ぶ店が多いため、書店ごとに扱っている本は様々で
目的のものにありつくのには時間がかかるかもしれない。
だけど何度も訪れるとだんだんと
「あの書店は、××に関する本を多く扱っている」
「この書店は、確かこういうものを多く扱っていたな」
「確かこの細い路地を抜けたところにある書店は……」
なんて風に、書店の特徴が自ずと分かってくるから、それもまた面白い。
うず高く積まれた本が所狭しと並ぶ店内を見ると、
そんな空間で暮らしてみたいとすら思う。


ところで、古書となると絶版本や稀有な本もあるから、
そこでの出会いは時機でありタイミング。
ちょっと値が張るものであったとしても、
次にその本に出合える保証がないため、
迷いながらもやっぱり買ってしまうんだよなぁ……


そんな風にお店を巡ってくると、どこか休憩を求め、
自然と足が喫茶店へと向かうのだけれど、
古書店の周りには自然発生的にか、
おいしい珈琲店がある、そんな風に思う。
この時期だと、グラスの中でカラカラと
氷の音がするアイスコーヒーを片手に、
買ったばかりの本をテーブルの上に並べて
流れてくるジャズに酔いつつ一人で悦に浸ってみる。
それが、地味だけれど贅沢な瞬間だったりもするのだ。


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こういう書店巡りが好きな方には、
今週土曜(8月11日)に京都は下鴨神社境内の糺の森で行われる
下鴨納涼古本まつりをお奨めしたい。
夏のこの時期だから、商品の汚れを防ぐためにも
汗を拭くタオルとペットボトル、
あとは買った本を入れる鞄なんかがあると、ずっといい。


夏の1冊を見つけに、書店へ出かけてみませんか。


(管理人H)



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2007年08月02日

夏の彩り

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8月に入り、新聞の一面にも夏を感じさせる
海水浴客の写真が踊る昨今。
皆さんいかがお過ごしですか?


梅雨も明け、空を覆っていた雲も姿を消し、照りつける陽ざし。
気温は30度を超え、熱帯夜となることもしばしばですが
体調を崩さないようご自愛くださいね。


ところで、このお盆前の時期からは特に
夏を印象付けるアイテムがお店の軒先から並びます。
花火や浮き輪など、開放感溢れる夏を連想する
商品が思い浮かぶかもしれませんが、
一方でお墓参りにでかけるときに必要となる
お花やロウソクなども忘れてはいけません。
(余談となりますが私にはホームセンターに勤める友人が居ますが、
 この時期は本当に大忙しとなるそうです)


もともとお盆は盂蘭盆の略であり、
先祖や亡くなった人が苦しむことなく成仏するように供養する期間。
日本書紀には推古天皇十四年に「設齋」とあり、
斉明天皇三年秋七月辛丑の記に
「作須彌山像於飛鳥寺西且設盂蘭盆會」
(訳:飛鳥寺の西に須弥山の像をつくり、盂蘭盆会を設ける)とあるように、
西暦で言えば600年代にはお盆に関する既述が垣間見えます。
また、時を同じくして8月は広島・長崎に原爆が投下され、
終戦を迎えた月でもあります。


花火や高校野球も夏を彩る風物詩ですし、
長期休暇がある方の中には海外に出かけたりと
どこか開放的で浮かれた気分になりそうですが、
一方でご先祖のお墓参りにでかけ、親戚が一同に介す……
そういった、お盆本来の意味を
考えてみるのもいいかもしれません。


(編集部H)



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2007年07月31日

緑の安息


家族が金沢を訪ねて来たため、
週末は臨時の観光ガイドになっていた私。


金沢城跡、兼六園、21世紀美術館、寺町の寺院群などなど、
私にとっての日常を、非日常の目線で
紹介しなければならないのだから、なかなか楽ではない。
しかし、こんなことでもない限り、
1人で来たりしないのもまた事実だから、
半分は楽しんでいたりする。


その折に、(というよりも、ここを外すことはできないだろうが)兼六園を訪れた。
「春でも秋でもない、太陽が照りつける兼六園はどうなのだろうか?」と、
訪れる前は考えていたが、悪い予想は簡単に覆された。


というのは、緑と水の美しさに魅了されたから。
苔むした水路をちょろちょろと流れる水。
水路をとうとうと流れる水。
そこへ木陰をつくる、名のある松やその他数々の木々。
気になるのは水の流れだけで、普段あれほど気にしている
時間の流れはまったく気にならない。
「これが殿様の時間なのかね」と、
よこしまな気持ちも生まれたが、心地よいことには違いない。


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 そこでふと、ある取材で「庭の魅力は?」と尋ねたとき、
「気持ちの切り替えができること」
という答えが返ってきたことを思い出した。


その言葉の本当の意味が、兼六園の緑に囲まれて、分かった気がした。


(編集部H)



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2007年07月26日

梅雨と夏の狭間

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深層心理的にどうなのかとか、そんなことは知らないが
最近、妙に空を見上げることが多い感じがする。
ただ何となく空を見上げることが好きなだけかも知れない。
そんな、晴れていた空が一転して、夕立となった本日。


私の地元と隣町との間では花火大会の準備が徐々に整いつつあり、
夏の訪れを感じさせる今日この頃。


花火大会とはよく言うが、私はこれまで生きてきた20数年間、
人混みや大勢の場所が苦手ということもあり
一度たりとも訪れたことがなかったりする。
どちらかと言えば、花火大会の日は
田舎の地元に大多数の観光客がやってきて、
渋滞に巻き込まれて動けなくなる、、、
そういったイメージしかなかったりもする。


訪れれば風情があるのかもしれない、そういう気持ちはあるが
そこまでの行動に踏み切ることがなかなかできない。
映画を観にいく時や多人数で食事に出かけるときもそう。
行けばきっと楽しいかもしれない、
だけどなかなか踏ん切りはつかず……


強く誘ってくる知人友人が居れば少しは違ったかもしれないが、
学生時代から自分の研究に時間を割くあまり、
あいにく関わるのは研究室に関わりのある人間のみ。
おかげで(?)世間の大多数の今風の学生より
遥かに「遊ぶ」ということを経験してこなかった。
(一方で学会に出席したり助手として手伝いをする等、
 周りの学生があまり体験していないことを経験した訳だが)


そういった様々の理由から、花火大会の日は、
決まって一人で遠くから眺めることが常。
それは、建物の上だったり、運転しながらだったりする。


「届かないところにあるから綺麗に見える」


そんな感覚もあったりするのだ。
こう言うと根暗な人間に思われてしまうかもしれないが、
機会があれば訪れてみたいとは考えている。


「夏は夜」とは清少納言もよく言ったものだが、
夏はすぐそこまでやってきている。


(管理人H)



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2007年07月19日

建築家の建物


私が毎週楽しみにしている番組、「世界遺産」のなかで、
先週、先々週と、ガウディーの建物がフューチャーされていた。
しばらく前には、こちらも私の好きな建築家
「ルイス・バラガン」の建物が紹介されていた。


毎度のことながら、彼らの建物の奇抜さには度肝を抜かれる。
しかしそこで感じる奇抜さや新しさは、
感覚的な表現になるが、角が丸い気がする。
一見、とんでもなくモダンに見えるデザインであるにも関わらず、
人を拒絶しない優しさがあるというかなんというか…。


ナレーションに耳を傾けていると、なるほど。
ガウディーの設計は、自然にインスパイアされたものだというではないか。
確かバラガンの時も、メキシコの自然環境に合わせた住まいを手がけ続けた
というナレーションが流れた気がする。


「人は、自然には絶対的に勝てない存在だ」と、個人的に思っているし、
そうであるべきではないか?とも思っている。
しかし、それは自然に服従すべき。ということと同義ではないと思っている。
自然は常に受身の存在。愛されても愛すことはできない。
ならば、自然と住まいが一体となって共栄を目指す、
自然の愛し方もありだと思う。


そんなことをくだくだと考えているうちに、番組は終わっていた。


住まいは住まいだけで完結しない。
だから大変だし、だからおもしろい。
家づくりのついでに、
ちょっと寄り道してみませんか?


編集部 H



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2007年07月12日

脳トレ


突然ですが、今日、銀行で待っている間に
ふと手に取った雑誌に、「脳」のことが書いてありました。
詳しいことは忘れてしまいましたが…
(脳が弱くてスミマセン…笑)
人間は様々な状況に応じて、脳の使う部分を無意識で
変えて対応していて、使ってないところもあるそうです。


それで、経験していないような状況が起こったときに、
その使ってない部分が活動するそうです。
だから、いろんなことを経験した方がいい、
仲の良い友達とだけでなく、むしろ苦手な人とも
接することで脳は活性化されると、その雑誌には
書いてありました。


そういう意味では、私たちのこの仕事では
取材で、沢山の人と出会います。
年代も価値観もさまざまで
しかも、初めてお会いする方がほとんどです。
職場でもそうです。上司がいれば部下もいて
同僚もいて…きっと沢山の出会いがある分、
脳も活発に活動しているんじゃないかな〜って、
その雑誌を見ながら勝手に思っていました。


「脳」の話だとなんだか難しく感じちゃいますが、
いろんな人と接することは大切なんだな〜と、単純に思いました。
逆に言えば、これまで取材や職場、プライベートで
出会った方々から、いろんな影響を受けて
今の自分があるんだと思います。


こんな経験の浅い私が語るのは、おこがましいですが、
人生には、出会いがあって別れもあります。
特に、前に進もうとしたときには、
多くの別れがあるのかもしれません。
でも、きっと出会いによって何か私の中で変化が起こって、
それが息づいているはずですから。
悲しまずに、これまで出会ったすべての人に
感謝したいと思うのです。


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2007年07月06日

風物詩


梅雨の様相を呈していた空が一転し、
乾いた風が心地よい文月も1週間が過ぎようとしていますが
皆さんいかがお過ごしですか?
コンニチワ、コンバンワ。


7月の風物詩といえば、やはり七夕。


学生時代、友人とあてもなく夜中に車を走らせた時。
私や友人は、大きな道より、細くてどこに続くか分からない道を好みます。

例えば、地図に旧道の跡があれば有無を言わさず突っ込むタイプ。
さすがに車で通れない道には入り込めませんが、
それでも車1台分の幅しかない道を走るのが好きだったりします。
街中であれば旧家の佇まいが残り、聞こえる生活の息遣い、
山の中であれば手入れのされていない草だらけの景色。


そういった性格から面白がって深夜にあてもなく迷い込んだ道は、
山の中の小さなダムへと繋がって行き止まりとなっていました。
そこで車を切り返した時、周囲の暗さから、
ふと車の明かりを消してみると、そこには深淵の闇が広がっておりました。


星空を見ても特別な感情も起こらない私ですが、
この時見あげた星空は言葉にすることができませんでした。
表現する言葉が見当たらなかったのです。
俗に用いられる「ロマンチック」だとか「幻想的」だとかいう言葉が
私の口から飛び出すことはまずありませんが、
仮にそんな言葉を用いようとしても、
それらの言葉がチープに聞こえてしまう星空。


都会から地方へ来て
「都会だと見えない星が見ることができる」
と言う方が居たりすることがあると思います。
一方で思い込みとは怖いもので、
私は星が見えることが当たり前だと思っていました。

私の住む街は、蛍の飛ぶ姿を見ることができるくらい田舎です。
それでも、周囲には多少なりとも灯りがある。
その灯りから全て切り離されたとき、
これまで「見えていた星空」は「見えると思っていた星空」に変わりました。


今日星空を見上げる人より、
「七夕だから」と空を見上げる人が明日はきっと多いでしょう。
明日曇りや雨降りだったら、TVのニュースからは
「あいにくの曇り空で、星空が見えなくて残念です」
そんな声が聞こえてきそうです。


これも、「七夕だから」という理由から発せられる感想であり、
今日見ても、明後日見ても、見た目に星空はそんなに変わって見えません。


天気がよかった今日、
明日の晩雨が降ったときのために、
あと数時間後、時計の針が零時を指した瞬間に星空を見上げてみる、
それも一興かも知れません。


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(管理人H)



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2007年07月02日

長雨に輝くもの


雨嫌いの私。
雨が降れば気分は悪いし、何となく頭もスッキリしません。
ですから、梅雨というのは、私が最も苦手とするシーズンです。


そんな梅雨時期の私を励ましてくれるのが、アジサイ。
あの全く雨を気にしていない花付きや、
雨が降ってこそ彩りが増すのではないかとすら思える
美しさに、ちょっと和みます。


そんなアジサイ。
今日もきれいでした。
さらに水が満ち満ちた水田を、
カルガモがすいすいと泳いでいました。


雨は私にとって鬱陶しいものですが、
生き物にとっては恵みなのですよね。
それを目の当たりにして、
「雨雲を憎々しく思うのはよそうかな?」
そんな風に思いました。


最近脱線した話題ばかりでしたが、
次回からは本筋の、家の話をします。


(編集部 H)



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2007年06月29日

川のある暮らし


いつも好き勝手なことを書いている私ですが、
今回は、まずは告知を。
本日、マイホームいしかわ8月号の情報を
「マイホームいしかわ.net」に公開しました!
今月の特集は「夏も快適に過ごせる家」です。
ぜひぜひ、ご覧くださいませ。
ではでは、以下はまたくだらないことを書かせていただきます。


さて。


金沢西インターをおりて野田専光寺線をのぼって
そして広小路を右折して、しばらくまっすぐ進んで……。


金沢で最初に暮らしたアパートへは、確かこんなルートで
やってきました。今から10数年前のこと。
もうそんなに経つんだなあって、最近しみじみ思います。


当時は車はもちろん、自転車も持っていなかったので
アパートの周りが生活圏。それでも1週間が過ぎたくらいで
ちょっと遠出してみようって、歩いて街へむかったのです。


その日は快晴。
寺町を抜けて信号を渡ると、ちょうど台地の切れ目で
桜橋へおりる坂がゆるやかなカーブを描いていました。
そのまま足を進めると、眼下に広がったのは犀川、金沢の町並み…。
なんて素晴らしい景色なんだって感動した気持ちを
今でも鮮明に思い出すことができます。


そして坂を下りると、犀川は桜が満開。
あたたかくてちょっとつめたい春の風が気持ちよくて
私はいっぺんに犀川が好きになってしまいました。


それからというもの
しょっちゅう犀川へ足を運ぶようになりました。
ちょっと危ないですが、悩んだときなど
川の流れを眺めながら風を感じていると
なんだかすっと気持ちが楽になっていく気がしたのです。


さらに時が過ぎて、今から2年ちょっと前に
金沢で3件目の住まいと出会いました。
犀川沿いの道を入ってすぐの古い借家。
窓を開けると、川の音が聞こえてきて嬉しくなります。


大股で歩けば15歩くらいで犀川ですから
仕事から帰ってきてから、休みの朝など
しょっちゅう犀川へ足を運びます。


070629kawa.jpg


そのたびに、この町、この家が好きだなあって
一人で満たされた気持ちになるのです。


(編集部 S)



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いつ梅雨はあけるのだろう?


先日、ネットサーフィンをしていると、
ふと目にとまった記事がありました。


それは「山本モナが地元・尾道市に映画館建設運動」というもの。


かといって山本モナさんというワードに目を引かれた訳ではなく、
「尾道」「映画館建設」というワードに目を引かれたのです。


広島県にある尾道と言えば
「映画」「しまなみ」「文学」「町並み」そして「らーめん」が有名で、
観光スポットとして年配の方に限らず、
最近では若い観光客の姿をよく目にします。



070628-2.jpg



そんな尾道で私は4年間の大学生活をおくりました。
私にとって尾道とは、学業以外でもたくさんのことを
学ばせてくれた第二の故郷とも言うべき地です。
それがまず一つ。


そして「映画館」というワード。
なんのことはないワードなのだけれど、
私にとってはとても興味をひかれるものなのです。


というのも(これから少し思い出にふけりますがご容赦を)、
私が大学3年の時、私は地元のCATV)に
インターンシップ(簡単にいうと職場体験のようなもの)
に行く機会があり参加しました。
そのテレビ局で私は制作に配属され、
一本のドキュメンタリー番組をつくることになったのです。
その時、取材させてもらい、
番組で取り上げたのが「尾道に映画館をつくる会」だったのです。


3分という短い作品でしたが、3時間以上のVTRを編集し、
その作業に深夜まで徹夜したことは今でも覚えています。
今の仕事に就くきっかけは、
その時感じた『もの作り』の楽しさのおかげなんだろうなと思います。
まぁ大げさに言えば、私のスタート地点ともいうべき出来事でした。


そんな取材をきっかきに「映画館をつくる会」の方とは
プライベートでも交流をもつことになり、
尾道を離れるまでに幾度もお世話になりました。


070628.jpg


かなり前置きが長くなりましたが、
そんな訳で興味津々記事を読んだということです。


記事から、会のみなさんが今も変わることなく
映画館をつくるためにがんばっているのだと知ることができ、
はじめはほんの数名のボランティアから出発した「会」が少しずつ、
けれど確実に大きく前進しているんだなぁと
しみじみとそしてどこか懐かしさを感じました。


一つ一つできることを積み重ねていきたい。


その大切さを改めて感じさせてくれました。


(編集部 D)



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2007年06月27日

雨に濡れて


どんよりと曇った空、雨に濡れて光る、庭の紫陽花。
頃はまさに梅雨のそれを呈している。


周囲が山ばかりの田舎暮らしの私は、
出社の際、少しでも時間を活かすため、
通勤の際に高速道路を使用する。
ETCという文明の利器とは縁がなく、発券機から券を抜き取る毎日。
この時期は、車の窓を開けるとどんよりとした空気が車内に流れ込んでくる。


雨が嫌いだ、とまでは言わない。
雨は、苦手だ。


空の青と、海の青、雲の白、
海と併走する高速道路は、晴れた日には心地よい。
これが雨となると、水滴が覆うフロントガラスから見える景色は
曇った空とよどむ海の蒼、水しぶきを上げて走る大型トラック。


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一方で、季節が変わると、走る車も変わる。
もう少し季節が過ぎ、7月も後半となると
多数の家族連れの車が増え、PAやSAの様相も変わる。
お店の入口には、かき氷やソフトクリームを販売する屋台が並び、
隣の砂浜では朝早くから水遊びに興じる子どもの姿。


天気は、気分を変える。


遠くの釣り人を眺めながら、ふとそんなことを思った。


070627tt.jpg


それは、上に載せた、
今日のブログ更新のための写真を
何枚も一人さびしくパーキングエリアで撮っていて
会社に遅刻しそうになったからでは、決してない (泣きながら)


(管理人H)



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2007年06月20日

I LOVE 文房具

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私は小学生の頃から文房具が大好き。


鉛筆からシャープペンシルを使い始めた時は、
なんだか賢くなった気がしたし、
新しい文房具を買うたびに、
なんだか気持ちが新しくなり、昨日までの毎日とは
なんだか違う毎日が訪れるような気にすらなっていた。


その性癖は今も変わっていない。
気分を変えたい時は、文房具を変える。
持ち過ぎているくらいに持っているのに、
新しいものをまた買ってしまう。
しかし、ただ新しければ良いわけではない。
買う文房具にはストーリーを求める。


するとなぜか、手元にはドイツ製のペンたちが集まってくる。
イタリア製品とまではあか抜けない配色。
過剰なまでのプラスティックの厚み。
なぜか手にすると落ち着くのだ。


編集という仕事上、多くの方とお会いする。
そのとき、100円のペンを使うか、自分が選び抜いたペンを使うか、
心理的な影響は私にとって計り知れない。
お気に入りのペンを忘れると、なんとなく不安に陥るのだ。


私にとって、ペンは道具以上の存在だ。
相棒?
確かにそうかもしれない。


(編集部 H)



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2007年06月18日

夏は好きですか?


普段、仕事では自分のことってほとんど書く機会がないんです。
だから、マイホームいしかわのサイトが誕生して
このブログがスタートしてからというもの、
いつも何を書こうか……って、ちょっとだけ悩みます。


今日は、特にこれと言ったネタも思いつかないまま
管理人Hに「ブログどうっすか?」とさりげなく催促をされて、
「あと少しでできるよ!」なんて
まだ、まったく書いてもいないのに言ってしまったものだから、
こんな感じでとりとめもなく書き進めています。
書いているうちに何か思いつくかなって安易な考えで…(笑)。


では、そうですね。
とりあえず選んでみたのがこの写真。


070618.jpg


昨日、我が家では、といっても一人暮らしなのですが、
冬から夏へ、ようやく部屋の衣替えをしました。
コタツをしまって、ちゃぶ台を出して
電気ストーブをしまって、扇風機を出して
スリッパも夏用に替えて。


そうじが終わったら
さらりとした畳の上にごろんって大の字になるのが
いつもの楽しみなんです。
そしたら窓辺からチリチリンって
風鈴の涼しげな音が聞こえてきました。


暑い夏は好きではなかったのですが、
この家(築70年くらいの古い貸家)に暮らすようになって
夏がとても楽しみになりました。


以前は、味気ないコンクリートのマンションに
暮らしていたのですが、いろんな方からの影響を受けて
自分は、どんな暮らしがしたいんだろう?
って真剣に考えるようになって。出会ったのがこの家です。


この家とは2年とちょっとの付き合いですが、
いろんなことを教えてもらったような気がします。


そして夜、今年初めて、蚊取り線香の香りを楽しみました。
こうして、四季のある日本って素晴らしいなって
今年もそう思うのです。


(編集部S)



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2007年06月15日

ポスティング


今春入社しました新人のDです。
はじめまして。
そして、こんにちは。


社会人としてデビュー(?)し、早2ヶ月が経ちました。
時間の流れって早いものだなぁと最近しみじみと思います。


「2ヶ月前は大学生だった」


という事実が、遠い昔のような気がして、少し寂しいです。
まだまだ学生気分が抜けていませんね(汗)




そんなこんなで先日、新人研修の一環で
「ポスティング研修」なるものに行って来ました!
内容はしごく単純で、弊社福井支店発行媒体の
『FJ(福井情報)』というフリーペーパーを、
ガンガン配布するというものです。


正直な所、なめている部分がありました。
とっとと配り終えて、実家にでも帰ってやろう♪
などと不届きなことを考えていました。



しかしそんな考えは甘かった!
世の中は厳しかった!


当日、北陸では珍しい☆快晴☆という絶好のポスティング日和…。


暑い。
広い。(エリアが)
重い。


の三重苦で無惨に、「実家でだらだら計画」の夢は断ち切られました。


結局500件近く配布してきたのですが、
500あれば500通りの家があるんだなぁと今更ながらに感じました。


それは外観もそうですし
かわいらしい置物に凝っているお家があったり。
きれいな花に囲まれたお家があったりと。。
施主さんのこだわりが見えてきて、非常に興味深かったです。




途中たくさんの犬に吠えられながらも、
無事研修を終えることができました。
日頃、配布してくださっている方々の、
大変さと有り難み、そして本を作る責任を、体で感じることができ、



いい経験になったなぁ



とお風呂に入るときに感じている、今日この頃です。




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2007年06月13日

川の流れ


春はあけぼの、そういう季節が小さな過去となった6月も
既に半ばに差し掛かっているワケですが
皆さんいかがお過ごしですか?
コンニチワ、コンバンワ ヽ(´ー`)ノ


ようやく九州で梅雨入りを迎えたそうですが
こちらの空は夏模様を呈していて
照りつける陽ざしと空気が夏のそれを感じさせます。


夏のうだるような暑さ、私は嫌いではありません。


大学時代などは照りつける陽ざしの下、
ペットボトルを1本、自転車のカゴに放り込んで
川べりを自転車で走ったりしたものです。


そして、土手に座り込んでぬるくなった飲み物を
カゴからとりだして口に含みつつ
流れる雲と水をボーっと眺めていたものです。
(単に時間を持て余していただけかも知れませんが)
一方で、性格的にジッとしているのが苦手なので
そのうち飽きて川に小石を投げ込んだりしつつ、
日が傾きかけた道を岐路に着く……


遠くへ行きたいと思っても手段を持ち合わせておらず、
炎天下の中、青春18切符で乗り継いで……
時には待合室に冷房がかかっておらず、
乗りあわせまで在来線の寂しいホームで佇んだり。


それも車を持ってからはなくなって、
今では自転車をまたぐことすらなくなりました。
川へ行っていたのがチョット遠くの海へ行くようになり、
近くに飽き足らず更に遠くまで足を延ばすようになり……
ふとそんなことを思い出しては懐かしさと、
ちょっとした寂しさすら覚えます。


川の流れのように時は流れ、時計の針は元に戻らない。


身の回りをとってみても、そう。
私の学生時代、周囲の友人知人が持ち歩いていた文明の利器、ポケベル。
そして、使い捨てカメラと称される
レンズ付フィルムを持ち歩いている学生も多かったものです。
(世代がバレますね  ;´Д`)
私は所持していませんでしたが、
携帯電話の普及でだんだんと姿を消していく。
しかも当時の携帯電話ですら、アナログの、いわゆる1Gケータイ。
3Gケータイが主流となり、しかもカメラ付が当たり前、
街中で公衆電話すらなかなか見かけない昨今、
据え置きの黒電話が懐かしいのは私だけでしょうか。



金沢の梅雨入りは、もう少し遅れるみたいです。


070613t.jpg
澄みきった、夏空の下で


(管理人 H)




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2007年06月08日

牛乳、ミルク、みるひ。


先日取材にうかがったご家族は、酪農家。
自然、牛乳の話になりました。
というのも、牛乳の消費量が減っていると
ニュースで耳にしたばかりだったため。


牛乳。
私は好きでよく飲みますが、
飲まなくて死んでしまうものではありません。


牛乳。
でも世の中からなくなってしまったら、
困ってしまうのみものの1つには違いありません。
給食でパンをかじる時、緑茶…厳しいなぁ、
清涼飲料水…部活ですか? コーヒー…成長期ですから。


さらに、牛乳がなくなれば、
チーズやクリームもなくなってしまいます!
大問題です!


070608.jpg
流石に自転車では飲めません


…閑話休題。エキサイトしました。


ところで牛乳。
みなさま飲んでらっしゃいますか? 
私は各地方を訪ねると、現地で生産される
牛乳を飲んでみることにしています。
味、違うんですよ。割と、いや、けっこう。


農産物ってほんとに面白くって、ついつい仕事でもないのに、
取材のスイッチが入ります。
「なんでですか?」「どうしてですか?」
それはあたかも、かつての「どちてぼうや」の様です。


今週は原稿作成が多い週。
となるといつものように……


「H君、コンビニ行くなら牛乳買って来て!500のやつ」


ほらきた。
編集部で牛乳を愛しているのは、私だけではないのです。


「モー、うまいね!ほんと」
オヤジギャグの被害は、牛のゲップレベル。
それだけはちょっとね。


(編集部H)



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2007年06月07日

緑の水筒


緑いろのかわいい(と自分では思い込んでいる)
レトロな水筒を買いました。


ある雑誌のある水筒の記事を読んでからというもの
ずっと毎日つれて歩きたくなるような水筒を探していて
ようやく巡り合ったんです。


070607.jpg


ホントいつぶりでしょう? 水筒を持って出かけるなんて。


子供の頃は毎朝、母が用意してくれた
水筒を持って学校に行ったものです。
今は、前の晩に水筒を洗っておいて
それとあわせて自分でお茶を作って、
冷蔵庫で冷やして朝、水筒に入れて持ってきます。
この準備する過程もなぜかワクワクするのです。


そして水筒を肩から提げて歩いていると
(この年だと若干恥ずかしいですが…)
このまま遠足にでも出かけるような気分になってくるから不思議です。


もちろん会社にはちゃんと来ています。
机の右隅には、いつもこの水筒がドンとおいてあって
仕事でいきづまったときなどには、上の緑のコップをひねって、
なかにある小さな黄色いコップを取り出して
丸いふたをひねるように回してコトコト〜っと冷たいお茶を注ぎます。
そしてゴクゴク〜っと一気に飲めば
(ゆっくりと飲むのも、それは自由です)
すぅ〜と気分が落ち着くのです。


ペットボトルのお茶やジュースももちろん買いますが
この一連の動作が水筒の醍醐味であり、
手間がかかるところがなんだか癒される
理由ではないかと勝手に思っています。


まわりの同僚からは「また変なものを買ってきて〜」と
いつものように言われていますが、
きっと、また変なものを買ってくるのです。


(編集部 S)




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